MEMO

浅はかな雑記

きんとうか 宗定ルート感想

結局三人ともブログ書いてしまった(例によって畳みます)



生まれて、すぐに死んだ恋が
いやだいやだと泣いていた


悲劇の予感と共に、宗定への思いを自覚する瞬間の颯太の心情を綴る言葉がとても美しかった。

宗定ルートは恋愛面だけ注目するとカテゴリ的にはいわゆるロミオとジュリエット的な身分違いの恋で、幸せな時間が恭や愁に比べてとても短いけど、『結ばれる事の出来ない二人が旅先の教会で誰にも祝福されることなく二人だけで普段着で結婚式ごっこする』ような切なさはとても良かった。
でもさぁ~~~~マジで最初から悲劇の予感しかしないから……なんせ相手は島の王様だから……ほんと心臓に悪かったし宗定が鍵壊した時に嫌な予感がしたんだけど事後に朝倉さんに踏み込まれた時は全身の血が凍り付いたわ…朝倉さん好きだから傷付けたくなかった…。
そしてそんな、周り全てを敵に回してまで無理矢理もぎ取った恋なのに、その相手(宗定)がどんどんおかしくなっていくのが本当に本当に辛くて。
後半はこんな宗にぃ見たくないよぉ~~~~これ絶対グッドエンド無理では?!どう落としどころつけるの??と思ってたけど、なんだかんだスッとうまい所に着地させたのはすごい。ラストは宗定ルートが一番爽やかな達成感があった気がする。

全体的なメインテーマは血の因縁なのかな。
渡利と逢己という相反する二つの血が流れる自身を呪いつつ、祖父と同じように禁断の恋に溺れて、(宗定が颯太を思うのと同じように)自分を捨てたと思い込み憎んだ母もまた宗定を「朝夕(あしたゆうべ)にお前を思っていた」という。
千恵子の真相は、相手の事を思ってそうしたのは分かるけどなんかもうちょっとうまく立ち回れなかったかなぁ…と思ってしまった。
誤解されたまま死んでいった千恵子さんがあまりにやるせなくて、例のきんとうかの再会シーンで初めて泣いてしまった。恭・愁と違って、まだあの時点では宗定は颯太と別れてて一人ぼっちだったし…『「母さま」と呼んでみたい』という素朴で素直な願いに胸打たれてしまった。

■あの…司の件は…

宗定ルートも勿論面白かったんだけど、恭・愁ルートと違って司の事にはほとんど触れずに(というかそもそも物語の主軸が違う感じ)終始進んでいく感じなのはやっぱりちょっと異質だったな。
あとエロ的にも異質!他二人と違ってスチルも颯太単体が多いしモブレ未遂もあるし、そういう目で颯太を愛でてる人にはたまらないのでは…。男妾エンド私はマジで落ち込んでしまったけど、花魁風味の颯太はいいなと思った。

■宗定と愁

この二人の共犯者っぽい部分が結構見れたのは嬉しかった!特に宗定が愁に「恋について」質問攻めするシーンめっちゃ好きかわいい😂😂😂


あと残るはラスボス司ルート…。あと恭・愁・宗でもいくつか拾ってないバドエンがあるのでそれを拾った後、もう一度恭ルートの司のくだり見てからやろうかな(自傷行為)